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エンレイソウ   ユリ科 エンレイソウ属
学名: Trillium smallii Maxim.
北海道から九州まで広く分布し、低地や山地の林内、谷筋など、やや湿ったところに生える多年草。種から花が咲くまで、15年ほどかかる。高さ20〜50cmほどになる茎頂に、広卵形で長さ幅ともに6〜15cmの大きな葉を3枚輪生する。4〜6月、輪生した葉の中央から直立した花柄を1本だし、横向き、またはやや下向きに、直径2.5〜4cmほどの花を1個咲かせる。3枚の花弁のように見えるのは萼片(外花被片)で長さ1.2〜2cmあり、内花被片はふつうない。雄しべは6本、雌しべは1本だが柱頭は3裂している。花色は褐色を帯びた緑色から黒紫色、茶色まで、地味で目立たないが変化がある。白花のものは、近縁の「シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)」。

撮影 : 宮城県大崎市鳴子温泉・東鳴子  2006.4.22
エンレイソウの花・・・葉も3枚、花弁も3枚 エンレイソウ 花弁のように見えるのは萼片(外花被片) 白花に見られる内花被片はふつうない
エンレイソウの花・・・葉も3枚、花弁も3枚 花弁のように見えるのは萼片(外花被片)
白花に見られる内花被片はふつうない
エンレイソウの仲間は、すべて3の倍数で構成されており、学名の Trillium は「3つのユリ(3を基数にしたユリ)」の意味だそうだ。日本では毒草植物とされているが、中国で胃腸薬「延齢草根」として使用されていることに由来し、名付けられたという。誤食すると激しい嘔吐に見舞われるので注意が必要だが、特異な形なので間違えることは少ない。




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