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クマガイソウ  ラン科 アツモリソウ属
学名: Cypripedium japonicum Thunb. ex Murray
北海道南部から九州にかけて分布し、山地の林内、特に杉林、竹林などに群生する。群生地では、全ての花が同じ方向を向いて咲いている。高さ20〜40cmになり、葉は対生するように2枚つき、径10〜20cmほどの扇円形で放射状に多数の葉脈が見られる。4〜5月頃、葉の間から伸びた花茎の茎頂に、横向きに開く、径8〜10cmほどの大きな花を1個咲かせる。花弁は細い楕円形で淡黄緑色、唇弁は大きな袋状で白く、赤紫色の脈がある。唇弁は左右から膨らみ、口は狭まっている。環境省レッドデータ―ブック絶滅危惧U類(VU)指定種。

撮影 : 宮城県大崎市古川荒谷・研究所の庭  2006.5.12
クマガイソウの花 クマガイソウ 花に近づいてみると・・・
クマガイソウの花 花に近づいてみると・・・
袋状の唇弁を、源氏の荒武者、熊谷直実が背負っていた母衣(ほろ)に見立てて名が付けられた。当時の武者は、背後からの矢を防ぐために母衣を背負っていたという。似ている花に「アツモリソウ」があるが、こちらは花色が赤く、優しげな姿であるため、平家の若武者、平敦盛にちなむものである。




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