シデシャジン キキョウ科 シデシャジン属
学名: Asyneuma japonicum (Miq.) Briq. |
本州、九州、朝鮮、満州等に分布し、山地に生える多年草。宮城県では、県民の森や角田市小田、石巻市牧山、丸森町次郎太郎山など、各地に広く見られる。茎は直立し、50〜100cmになる。全体に粗毛を散生する。葉は長さ5〜12cm、幅2.5〜4cm、縁には不整の鋸歯がある。7月から9月にかけて、茎上部で分枝し、総状花序を作って紫色の花を咲かせる。苞、及び、萼は線形、花冠は基部から5深裂し、裂片は線形で長さ1〜1.2cm、反曲し、離弁状に見える。雌しべの花柱は長さ1〜1.2cmで、長く突き出、柱頭は3裂する。雄しべは5個、葯は線形で、花糸と同じ長さ。
撮影 : |
宮城県大崎市古川荒谷・研究所の庭 2006.7.19 |
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シデシャジンの花 |
花に近づいてみると・・・
紫色の反曲した裂片が美しい |