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ザゼンソウ  サトイモ科 ザゼンソウ属  別名: ダルマソウ,ベコノシタ,スカンクキャベツ
学名: Symplocarpus foetidus Nutt. var. latissimus (Makino) H. Hara
北海道から本州北中部、中国地方の日本海側に分布する湿地性の多年草単子葉植物。暗紫色の仏炎包(ぶつえんほう)が特徴的 で、その形が「法衣をかぶった僧侶が座禅を組んでいる姿に似ている」ことからその名が付けられた。また、達磨大師にちなんで 「達磨草(ダルマソウ)」ともいわれている。暗紫色の仏炎苞に包まれた棍棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)に、六角状の花が密集している。花には4枚の花被片があり、中心部から先に雌しべが現れ、その後雄しべが出て黄色い葯から花粉がこぼれる。ザゼンソウには、花を咲かせる時に発熱するという特徴がある。周りの気温がマイナスでも仏炎苞に包まれた花は、20℃前後の温度に保たれている。発熱は、受粉を助長促進するための虫(甲虫類)を誘い寄せるためだと言われている。一方、ザゼンソウは全体に悪臭があり「スカンクキャベツ」とも呼ばれ、花が終わりそれまで巻いてあった葉を大きく広げる様子をキャベツに見立ててこう呼ぶ。この悪臭は虫を誘うためと考えられ、匂いを強く放ち広め、虫を誘い寄せるためにも、発熱により花が温かい方が都合が良い。また、寒くなると動けなくなる虫の体温とも関係があり、発熱は受粉率を高めている。

撮影 : 宮城県仙台市太白区・仙台市野草園  2006.3.19
ザゼンソウ




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